発想の転換、アイデアを形にする実行力
「土がある限り、農業はやろうと思えばどこでもできると思うんです」。10代後半で渡航し、貿易商やデザイナーをしながらアジアの国々を渡り歩いてきた勝治さんだからこそ、言える言葉なのかもしれない。
多くの人は「農業=地域に根付く」というイメージをもっているであろう。勝治さんは、どんな場所でも、そこに土がある限り、耕して、野菜を作る。できた野菜は、美味しく料理して、たくさんの人に食べてもらい、幸せになってもらいたいと思っている。
日々の農作業は、とても忙しい。だからちゃんと休みもとる。とくに、冬季は畑の土を休ませる必要があるため、自分自身も休暇をとって奥様と旅へ出かける。
Win-Winから、Love-Loveへ
農家になってから、オンとオフ、メリハリをつけたライフスタイルが送れるようになったという。「Win-Winという言葉がありますが、僕はLove-Loveな関係でいたい。自分がつくったもので誰かが喜び、笑顔になってくれると嬉しいですもん」。そして「つくる人と食べる人がお互いに愛にあふれてハッピーになれるといいな」と語る。「これからもアイデアとそれを形にする実行力を磨き、自分のブランドを確立していきたいと思っています」。
勝治さんにとって大阪での農業は、いろいろなご縁の結果であり、もしかしたら、近い将来、別の土地を耕しに行ってしまわれるかもしれない。また畑を訪問したい、会いに行きたいと思わせてくれる農家が、ひとつ増えた。
取材日 2019/5/27
記 事 中塚華奈
写 真 柴田久子
- 氏名 / ふりがな
- 小松勝治 / こまつかつじ
- 生年
- 1965年生まれ
- 農家歴
- 8年(2012年より就業)
- 前職 / 出身校
- 貿易業、シェフ、さわやかアグリ農業塾
- 組織名
- 食エステ専門店 FTBドリームファクトリー
- 役職
- 代表
- 従業員
- ご本人+奥様
- 主な生産作物
- ハーブ、ニンジン、ほおずきトマトなど数えきれないくらい
- 正式な品種名
- 多種多様
- 耕地面積
- 13アール
- 特徴
- 自然循環農法の少量多品目栽培から加工流通まで一貫。週末は全国各地のマルシェやファーマーズマーケットなどに出店し、移動販売を行う。食エステシリーズの純植物性ハリラスープやハーブソーセージ、ピクルスなどの加工品も販売する。
- 理念
- 「楽しく美味しく美しく」「win-winな関係よりlove-loveな関係」みんなが幸せになったらいいな。
- JAエリア
- JA堺市
- 購入方法
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産直市場よってって てんしば店 : http://www.yottette.jp/tenpo/tenshiba/
ポケットマルシェ : https://poke-m.com/
全国各地のマルシェやイベントに週末出店
- SNS
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Facebook : https://www.facebook.com/drry1
食エステ専門店 FTBドリームファクトリー
大阪府堺市東区石原町