食欲の秋は旬の野菜でヘルシーに。「大阪産のお野菜さん」を使ったレシピ3選
食欲の秋は食べ過ぎに注意! とはいえ、旬の味覚を楽しめないのは残念ですよね。そこで、ダイエットを意識して低カロリーな旬の野菜を使いながら、おいしく食事をするよう意識しましょう。「大阪産のお野菜さん」のなかでも、秋に旬を迎える【大阪きゅうり】【えびいも】【泉州さといも】を使ったレシピを紹介します。
新米が実り、多くの野菜や果物が旬を迎える秋は、食欲が増す季節です。寒い冬を迎える前に、身体がエネルギーを貯め込もうとすることから、自然と食事量が増えてしまうのだそうです。身体が欲しているとはいえ、食べ過ぎてしまえば体重増加が気になります。こんなときこそ、低カロリーで満足度の高い野菜料理を選んでみましょう。旬の野菜に含まれる栄養素をしっかり採り入れつつ、ヘルシーでありながらお腹を満たすレシピを紹介します。
秋こそ低カロリーな野菜で満腹度アップを
低カロリーで満足感があり、しかも栄養価の高い秋の野菜。なかでも、「大阪産のお野菜さん」には、秋に旬を迎える野菜がたくさんあります。
さっぱりとみずみずしい「大阪きゅうり」、口当たりが柔らかい「えびいも」「泉州さといも」など、低カロリーの野菜をたっぷり使って、食欲をしっかり満たしていきましょう。
ほてりを冷ます「大阪きゅうり」
通常、きゅうりは夏に旬を迎える野菜です。しかし、ハウスで栽培される大阪きゅうりは、残暑の時期に一番の旬を迎えます。日中の暑さが残る秋口に、さっぱりと食べられる食材といえるでしょう。きゅうりには、ビタミンCやカリウムといった栄養素が含まれています。
そのままの生食ではボリューム感に欠けるきゅうりも、少し手を加えれば、お腹を満足させる一品になります。水分の多いきゅうりだからこそ、油の多いバラ肉を使ってもさっぱりと食べられます。大阪きゅうりを使って、肉巻きを作ってみましょう。
◆じゅわっとおいしい「大阪きゅうりの肉巻き」
材料(4人分):大阪きゅうり 3本、豚バラ肉 8枚(約180g)、塩コショウ 適量、油 適量、片栗粉 適量
作り方:
- 大阪きゅうりは、太めの短冊切りにし、塩をまぶしてしばらく置く。
- まな板に片栗粉を敷き、豚バラ肉を広げ、塩とコショウをまぶす。
- 1のきゅうりを軽く絞って水気を切り、8等分にしておく
- 2の豚バラ肉にのせ、肉を巻きつけ、片栗粉をまぶす
- フライパンに油を敷き、片栗粉をまぶした肉巻きを並べて両面を焼く。
- 肉に火が通ったら完成。
味を濃くしたい場合には、フランパンを熱するときにニンニクを入れたり、味付けとして最後に醤油をかけ回すのもおすすめです。そのまま塩とコショウのみでさっぱり食べるだけでなく、お好みでドレッシングをかけてもよいでしょう。キュウリは生でも食べられるので、火を使う時間も短くなります。メインでも良し、おつまみでも良しのお手軽レシピです。
食物繊維が豊富な「えびいも」
反りかえった形がエビのように見えるえびいも。収穫時期が短く、10月の半ばに旬を迎えます。粘り気があり、ねっとりとした甘さがおいしさの秘密。食物繊維が豊富で、便通が気になる人や、食べ過ぎで下っ腹がぽっこり……なんて人にもぴったりです。
えびいもといえば、棒だらと炊き合わせた「いもぼう」が関西での定番です。しかし、固い棒ダラを柔らかく煮込むまでには意外と時間がかかります。もっとシンプルに、えびいもという素材を楽しめる調理法をご紹介しましょう。
◆ひと手間かけてメインの一品「えびいものステーキ」
材料(4人分):えびいも 2本、だし汁 250cc、にんにく 1片、バター 1片、塩コショウ 適量
作り方:
- えびいもの皮をむき、厚めにスライスする。
- 鍋にだし汁とえびいもを入れ、1のえびいもを竹串が通る程度に煮る。
- 火が通ったえびいもをざるに上げ、軽く冷ます。
- フライパンを弱火で温め、刻んだニンニクとバターを入れる。香りが立ったら3のえびいもを並べる。
- 両面に軽く焦げ色がついたら完成。
えびいもの甘さと、バター風味が相まって食欲をそそります。チーズをのせたり、ミートソースをかけたりすると、子供が好む味つけになります。ボリュームがあり、メインとしてもお腹をしっかり満たしてくれます。ゆでる際にはアクが出るのでしっかり取り除くこと。また、煮すぎてしまったら、一度つぶして成型すれば、コロッケ風のステーキにもなりますよ。
ころころかわいい「泉州さといも」
泉州さといもは、小ぶりで丸い形が特徴的で、別名「月見芋」とも呼ばれています。食物繊維が豊富なのはもちろん、栄養価も高く、さといもに含まれるぬめり成分「ガラクタン」には、血中のコレステロールにかかわる働きがあるのだとか。食べ過ぎ、飲み過ぎでコレステロール値が気になる方にはうれしい成分ですね。小さいので皮をむきにくいのが難点ですが、皮ごと茹でれば、簡単に皮がむけます。
ダイエットを意識するなら間食にも気を配りたいもの。野菜を使ったおやつ「いももち」を作ってみましょう。
◆おやつにもおすすめ「泉州さといものいももち」
材料(4人分):泉州さといも 200g、米粉 大さじ2、塩 ひとつまみ、油 適量
作り方:
- 泉州さといもをきれいに洗い、皮ごとゆでる。
- 竹串が通るまでゆでたら、ざるにあげて水につけ、皮をむく。
- 2のさといもをボウルに入れて軽くつぶし、米粉と塩を一緒に入れてよく練り上げる。
- 3を食べやすい大きさに丸めたら、フライパンを熱して油を入れ、両面をこんがり焼く。
- お好みの味付けをしたら完成。
味付けは、お餅を食べるときと同じような感覚でアレンジしてみましょう。醤油と砂糖で磯部風にしたり、チーズや海苔をのせてもGOOD! つぶして丸めるときに、カレー粉や青のりを入れるのもおすすめです。ダイエット目的だけでなく、子供たちのおやつにもおすすめ! 余ったいももちは、豚バラ肉を巻きつけて焼いたり、パン粉をつけて一口コロッケにしたりとアレンジの幅も広がります。
秋の野菜でお腹を満たそう
ついつい食べ過ぎてしまう秋は、低カロリーな食材を選ぶのが体重を維持するコツ。水分が多い大阪きゅうりや食物繊維が多いイモ類を選べば満腹感を得られます。おいしい「大阪産のお野菜さん」で、秋の味覚を楽しみましょう!
参考:
- 「なにわの伝統野菜」とは|大阪府