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注文を聞いてつくる、提案もする、売り方が変わる。

西川光一さん

( にしかわみつかず / にしかわ農園 )

  • 泉北
  • JAいずみの
  • トマト
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「勤める人の身になってやらんと。」

にしかわ農園の従業員は、みな一生懸命で空気感が良いというか、職場の雰囲気が良い。光一さんは30代半ばで、はじめて従業員を雇用した。当初は臨時雇用だったが、ほどなく常雇いに切り替えたという。従業員の立場からは、臨時雇用より、長期安定な職場がいい。雇用する側も、職場への定着が高く、人が育つという点からも、常雇いがいいと判断した。

にしかわ農園を「修業の場所」にして独立した農家もたくさんいる。

後継者育成に、明るい希望がもう一つある。38歳になる息子さんはサラリーマンを退職し現在、農業大学校に通っている。「基本を覚えたら息子は、息子の農業したらええ。」光一さん自身、若くして跡を継ぎ、自分なりの農業経営を模索してきた。苦労もあったがそれが良かったと感じているからこその言葉だ。

農協職員とのタッグも

光一さんは、JAいずみの営農指導課の井上博之さん(48)との交流を欠かさない。大阪エコ農産物の推進担当の井上さんは、エコ農産物に取り組むにしかわ農園の良き相談役なのだ。大阪エコ農産物に関して、ほか生産、共済、新規就農支援、消費者動向など、月1、2回は意見交換をするそうだ。

「何かにつけて、気にかけてもらってる。」地域の農業者と農協職員のタッグも、にしかわ農園を経営していく上での強みになっているのだ。この取材の後も、二人で打ち合わせをするという。長く農業経営にたずさわり、栽培技術を向上させてきたのと同時に、人や地元との繋がりも大事に育んでこられた光一さん。その笑顔に、にしかわ農園の自信と強さを感じた。

取材日 2018/8/21

記 事 福島征二

写 真 津川絵美

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氏名 / ふりがな
西川光一 / にしかわみつかず
生年
1960年生まれ
組織名
にしかわ農園
役職
代表
従業員
11人
主な生産作物
トマト、水なす、千両なす、オクラ、ネギ、太ネギ、水菜、ほうれん草、大根
耕地面積
2ha
特徴
大口だけに依存しない多様な販路を築くために計画的な生産をおこなっている。
JAエリア
JAいずみの
購入方法
<飲食店> 「がんこ」との契約栽培

にしかわ農園

大阪府和泉市室堂町1066

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