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古墳の街で、大阪最先いちじく栽培。

藤井貫司さん

( ふじいかんじ / 藤井農園 )

  • 南河内
  • JA大阪南
  • 大阪いちじく
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「古墳に入ったことがある」

古墳の街で生まれ育った貫司さんに、古墳の話を聞いてみた。なんと、応神天皇陵古墳に入ったことがあるという。もちろん勝手に侵入した訳ではない。

一般人が天皇陵に入場することができる神事が毎年、秋に行われている。神事は、9月15日の誉田八幡宮「御渡り」で、源頼朝が寄進したと伝えられている神輿が厳かに天皇陵に渡御する。貫司さんはその神輿の担い手に選ばれたことがあるという。

いちじくの最盛期、9月は誉田八幡宮と応神天皇陵古墳、藤井農園を同時に堪能できる。

フルーツ天国、南河内

貫司さんは2014年、南河内エリアの果樹農家4人で「南河内FURUITIST」というグループを結成した。メンバーは貫司さんのほか、羽曳野市のぶどう農家、橘谷訓旨さん(葡萄園たちばなや)、河内長野市の桃・梨農家、中谷仁大さん(中谷農園)、ブルーベリー園の吉田佳世さん(よしだフルーツファーム)。

いちじく、ぶどう、桃、梨、ブルーベリー。各種フルーツを用いたスイーツや飲食メニューは、エリア内の店舗と共同で開発、提供されている。藤井寺にあるうどんの名店「掌(たなごころ)」では、これらフルーツを用いた夏季限定の創作うどん「フルーティーストまぜうどん」を販売していた。

「目標は、いちじくの周年栽培」

貫司さんの今後の目標は、いちじくの周年栽培。その実現のため、現行の加温ハウス栽培、無加温ハウス栽培、露地栽培に加えて、コンテナを用いた栽培方法を試験導入している。葉物野菜を周年栽培する農家は多いが、果樹生産では極めて難しいことだろう。

どんな栽培方法で実現させるかはまだ秘密。早くかなえてほしいと、今から楽しみである。

農園自慢のいちじくは「糖度が17~18度くらいのものがオススメ。しつこすぎない爽やかな甘さが美味しい」と貫司さん。生食でほおばる、冷凍して刻む、生ハムと一緒に。ぜひ、お好みの食べ方を見つけて欲しい。

取材日 2018/8/14

記 事 福島征二

写 真 柴田久子

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氏名 / ふりがな
藤井貫司 / ふじいかんじ
生年
1980年生まれ(38歳)
農家歴
6年(2012年より就業)
前職 / 出身校
医療法人や貿易商社 / 神戸大学発達学部
組織名
藤井農園
役職
代表
従業員
4人
主な生産作物
イチジク、トマト、他
正式な品種名
桝井ドーフィン(イチジク)
耕地面積
0.8ha
特徴
大阪で唯一のハウスいちじく栽培
JAエリア
JA大阪南
購入方法
藤井農園 直売所 : http://www.fujii-nouen.com/50access.html
藤井農園 オンラインショップ : http://www.fujii-nouen.com/30shop.html
ホームページ
藤井農園 : http://www.fujii-nouen.com/
SNS
Facebook : https://www.facebook.com/fujii.nouen/

藤井農園

大阪府羽曳野市誉田6-1-3

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