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ベンチャー精神あふれる四代目。

奥野成樹さん

( おくのしげき / 葡萄のカネオク )

  • 中河内
  • JA大阪中河内
  • 大阪ぶどう
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オーナー制ワインぶどう園

生食ぶどうの生産に合わせて、成樹さんは2017年からオーナー制のワイン用ぶどう園「オクナリー」をスタートした。

地区の耕作放棄地を再生し、2021年頃には完成したワインで乾杯するという夢の取り組みである。ワイン用品種「ビジュノワール」の苗木植樹や垣根づくり、管理作業、収穫までフルに体験可能だ。

オーナーにも農業の苦楽を味わってもらうという方針が人気を集める秘訣だ。ワイン醸造はお隣、堅下地区のカタシモワインフード高井社長にお願いした。関西ワイナリー協会の会長を担う名門ワイナリーの協力が心強い。オーナーは随時募集中、乾杯にはまだ間に合うので是非どうぞ。

地元コラボのスイーツは絶品

成樹さんのぶどうは、JR柏原駅西口すぐ「アゼリア柏原」3階の洋菓子の店「ナチュラルカラーガーデン」で、「柏原葡萄のレーズンサンド~デラてつ~」や「柏原ピオーネバターサンド」として販売されている。同じく柏原駅から徒歩5分、黒田神社横にあるカフェ「おちゃどころTumugu」では「柏原ぶどうのかき氷」に。

大阪市内の方にも朗報がある。堂島のイタリア料理「オステリア・ダ・パオロ」では季節のメニューに採用されるとのこと。

デラウェアはトウモロコシのように食べるべし

「種無しぶどう」と聞けばデラウェアを思い浮かべる人が多いだろう。手頃な値段の庶民派だが、糖度が高く酸味も効いて、ザ・葡萄といっていい美味しさだ。近年では、巨峰やピオーネのような大粒品種、さらにはシャインマスカットのように皮ごと食べられる大粒品種へと人気は移りつつあるが、成樹さんに教えてもらったデラウェアの食べ方は一味も二味も違う。

トウモロコシやスイカにかぶりつく食べ方で、一粒一粒食べた時とは数倍も違うデラウェアの美味しさが、口いっぱいに広がる。これは小粒のデラウェアにしか出来ない贅沢なもの。「ぶどうを縁に、ここ柏原から人のつながりをつくっていきたい」成樹さんはそう語る。

取材日 2018/7/25

記 事 福島征二

写 真 ミヤギナミエ

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氏名 / ふりがな
奥野成樹 / おくのしげき
生年
1986年生まれ
農家歴
3年(2015年より就業)
前職 / 出身校
カーオーディオ・カーナビメーカー / 同志社大学工学部
組織名
葡萄のカネオク
役職
園主
主な生産作物
デラウェア / 巨峰 / シャインマスカット
JAエリア
JA大阪中河内
購入方法
直売所「美果園」 : http://budou-o.com/access.html
ホームページ
葡萄のカネオク : http://budou-o.com/
SNS
Facebook : https://www.facebook.com/okunogrape/
blog : https://kaneoku-grape.com/

葡萄のカネオク

大阪府柏原市国分東条町4168-3

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