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トップ > お知らせ・ニュース > 農家になりたい!農業を仕事にするために知っておくべき7つのこと

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農業に興味を持ってこのページをご覧になっていただきありがとうございます。

最近は若い人や農業女子と言われる女性の就農者も増えています。農家を目指す人が増えるのは大歓迎!自分が丹精込めて作った野菜をたくさんの人に食べてもらって、「美味しい」と言ってもらえる喜び、この仕事の素晴らしさを多くの人に味わってもらいたいと思います。

 

ところで、あなたが農家になりたいのはなぜですか?

「アウトドアが好きだから」
「会社員みたいに時間に縛られなくて自由がありそう」
「ブランド野菜とか高く売れたら儲かりそう」
「会社員生活に疲れたから」
「なんとなく憧れる」
「人づきあいが苦手だけど農業ならいけそう」

 

他にも動機はいろいろあると思います。新規就農へのきっかけは、どんな理由でも大丈夫です。

 

とはいえ、失敗はしたくないですよね?

農業で成功するイメージしか持っていませんよね?成功するためには、まず現実を知ること、しっかりと考えるところから始める必要があります。想像以上にたくさんの壁があるんです。

 

それでは、就農する時に押さえておきたい大切なことをチェックしていきましょう。

 

まず始めるべきは自己分析!

農業を始めたい、農家になりたい、と思ってこのページをご覧いただいているということは、すでに情報収集を始めていますよね。その熱意とともに冷静に見極めることが必要なことはおわかりだと思います。

 

就農のための情報収集で最初に押さえておきたいのは、どんな人が農業に向いているかということ。やりがいや魅力、そして大変さと仕事の実態など、プラスとマイナスの情報を収集して自分に合った職種かどうか、自己分析することがはじめの一歩です。

 

「自分は農業に向いていると思って仕事を辞めて始めたのに、実際やってみたらそうではなかった」ということは避けなければなりません。まずは、テストをしてみましょう。

 

★こんな人が向いています!10のチェックリスト

□ 経営者としての感覚を持つことができる

□ 長期的な視点で計画が立てられる

□ 自分の判断で行ったことで結果が出るとうれしい

□ 自然の中で働くのはストレスフリーだと思う

□ 朝早く起きられる

□ 暑さ、寒さの中での作業ができて体力と健康に自信がある

□ 失敗しても、ネクスト!と上手に切り替えができる

□ お金がなくてもなんとかする自信がある

□ 必要な人とのコミュニケーションはそつなくこなせる

□ 自分の作った農作物で人を幸せにしたいと思う

 

いくつ該当しましたか?

 

慣れたら大丈夫と考えていた「夜型で朝は苦手」「暑さ寒さに弱い」ということがネックになり、数年後にリタイアしたという例もあります。まずは、しっかりと自分に向き合ってみましょう。

 

農家の仕事について知る

「野菜、花、果物などを栽培し、販売して生活する人」と簡単に言うことはできますが、独立した農家としての仕事内容は想像している何倍にもなるはずです。あなたは「農作業をする人」ではなく、「農業を生業とする自営業者」になるのですから。

 

◆農家は1人の経営者、社長です!

土地を耕して種をまき、水や肥料をやり、収穫して出荷する、そんな農作業の一連はイメージしやすいかもしれません。しかし、独立して農業を始めるとなれば話は別です。1つの事業の経営者、つまり社長です!経営計画を立てて実行するマネジメント能力、天候や市場価格の変動などにも臨機応変に対応する判断力が求められます。作物や作付け場所の選定、販路開拓など、作物の世話をしながらたくさんの仕事をこなす必要があるのです。

 

◆大変だけど意義の大きな仕事

世の中の流れや消費者のニーズを読み取る力も重要ですね。他の農家と変わらない品質の作物、同じような販売方法は収益を上げることが難しいでしょう。発想力と挑戦する姿勢も成功のためには必要なことだと言えます。農業には、試行錯誤する土づくり、真夏の草刈り、農繁期に集中する作業など、たくさん大変なことがあります。しかし、愛情を込めて育てた作物を収穫し、それが人の命の糧になるという意義のある仕事です。季節の移り変わり、自然の素晴らしさを感じながら生活できる数少ない仕事の一つです。

 

◎農家の一日はこんな感じ

農家の一日は、日の出や日の入りに合わせて働くのが基本スタイル。(ほんの一例です)

特に草刈りや水やりなど作業量が多い夏場は、朝5時ごろに起きて涼しいうちに作業を始めます。午前中の作業が終われば、昼食、休憩をはさんで暑い日中はなるべく屋内作業や管理など軽めの仕事を進め、夕方から日没までまた体力の必要な作業を行うなど、体の負担が少なくなるよう時間配分することを心がけましょう。とは言え、収穫時期など時間に追われることも多々あるのが実情です。農家の仕事は、なにより体が資本ということを肝に銘じて、働きすぎた日は多めに睡眠時間を取るなど、セルフマネジメントスキルが求められます。

 

 

就農する方法を知る

自己分析をして農家の仕事も理解したところで、続いて農家になるにはどうしたらいいのかということを具体的にみていきましょう。

 

田舎のおじいちゃんが農業をしている、親戚に農家がいるなど、身近に農業を感じる人はイメージしやすいと思いますが、そうでない場合は実態を知る機会はあまりないかもしれませんね。新規に就農する場合、大きく分けて「個人事業主として開業して働く」「農業法人に就職して働く」という2つの選択肢があり、即就農ではなく「まず農業大学校などで学ぶ」という道もあります。

 

◆個人事業主として開業して働く

個人事業主の場合、経営者として栽培計画から販売まで全てを自分の裁量で決めていきます。短期・長期の計画を立て、栽培法や販路を工夫して利益を得る。これが農業の最大の醍醐味ではありますが、一方で農地を確保して管理したり資金繰りをしたりと多くの責任が伴います。

 

◆農業法人に就職して働く

もう一つの道、農業法人に就職する場合は毎月給料をもらいながら働くことになります。安定した収入を得ながら技術力が身につく堅実な方法ですが、栽培方法などは決められているので自分の思うようにはできません。最初の数年間は技術や経営を学ぶ場として農業法人で働くことが多いです。

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◆まず農業大学校などで学ぶ

農家になるには農地と、おいしい作物を育てるために土づくりや肥料の知識が必要となります。まずは専門知識を身につけたいという人は、1~2年で農業の技術や経営を学べる農業大学校をチェック。公的な農業の専門学校で、大阪では羽曳野市に「大阪府環境農林水産総合研究所農業大学校」があります。民間にも農業を学ぶコースがあり、農業法人で働きながら通ったという人もいます。

 

 

農家になるために必要なもの

農業を始める際、特別な資格や学歴は必要ないと言いましたが、とりあえず普通運転免許は必須ということをお伝えしておきますね。それ以外に必要なものをチェックしてみましょう。

 

◆第1の高いハードル!農地の確保

まず農地の確保。これが新規就農を目指す人にとって第一の高いハードルになります。日照や水の状況など栽培したい作物に適した土地を選ぶ必要もありますが、農業の売買や賃借を行うにあたり、農地法などの様々な法律に定められた手続きが必要です。ご希望の農地を確保するためにも、まずは農地のある市町村の農業委員会に相談しましょう。

 

◎農地選びの考え方

「栽培したい作物はなにか」「どんな生活をしたいか」というイメージがあれば、就農候補地を絞ることもできます。また、引っ越しをするとなると家族の生活環境にも配慮が必要になってきます。農業委員会へ手続きの相談を行う際に、ご自身の具体的なイメージを固めておくことで、自分たちの一生を託すにふさわしいところを選べる可能性が高まるかもしれません。

 

◆農家になるための開業資金

新規就農するということは、新たに1つの事業を開始するということ。農業に限ったことではなく、事業を始めるとなればそれ相応の開業資金や運転資金が必要です。さらには安定して収入が得られるまでの生活資金も頭に入れておかなければならず、思っているよりたくさんの額になると覚悟しておきましょう。農家になるためのお金についてはさらに詳しくお話します。

 

就農希望者が一番気になるお金のこと

農地と技術があればすぐに農家になれますが、今日蒔いた種が明日収穫できてお金になるということはありませんよね。成功するためには、資金についてよく知っておくことが重要です。

 

◆かかる経費はとても多い!

まず農地を購入または借りるためのお金、農作物に応じた農業機械購入やハウスなどの施設設置にかかるお金、育てた作物が売れて収入を得るまでの生活資金、その他にも肥料や農作物の種苗費など、多くの経費が必要なのです。そして、その金額は作物の種類や作付け量、土地の価格等により大きく違ってきます。しっかりと調べて数字として把握することで、農家になった自分を具体的にイメージできるのではないでしょうか。

 

◆問題解決の為に情報収集が大事!

調べてみると、「農業機械ってなんでこんなに高いの?」「最初はどこまで設備投資が必要なんだろう?」など、山のように疑問が出てくるはず。そして、自己資金では到底足りないという現実に直面する方がほとんどではないでしょうか。ここでモノをいうのが情報収集能力です。各行政機関、JA、経験豊富な先輩農家、新規就農した若手農家などに相談して、自分の計画で農業経営が成り立つのか、足りない自己資金をどう補うのかといった問題の解決を図りましょう。

 

◆活用できる制度を有効に!

農業を始める時の自己資金が不足する場合には、制度資金を活用することができます。事業内容に応じて様々な種類や貸付の要件がありますが、一般のものに比べて低利です。しかも長期の資金として有利に活用できます。ただ、新規就農の場合には、貸し付けの条件や経営計画などの面からみた判断が必要になるので、各市町村農政主管課や各地域振興局農業普及・振興課、JAなどに相談するよいでしょう。

 

 

農業の大変さを知っておく

「植えた苗が思い通りに育たなかった」「虫がついて売り物にならなくなった」など、新米農家には失敗がつきもの。どんな商売でも立ち上げる時には様々な困難が伴いますが、さらに天候不順や自然災害などのリスクが重なります。それは収入が不安定になることにもつながります。ある程度の失敗を織り込んでおき、メンタル面でも金銭面でも備えておくことが重要です。

 

◆自然を相手にする覚悟が必要

農家は自然を相手にする仕事。暑さ寒さの中での農作業など苦労もありますが、農家にとって最もダメージが大きいのは自然災害です。太陽と雨は作物の成長に必要不可欠で大きな恵みをもたらしてくれますが、日照りによる水不足、作物にも設備にも大きな被害となる台風など、どうしても人間の力ではコントロールできないものです。ここをよく理解しておく必要があります。

 

◆農業は体力仕事!慣れるまで大変

農業には体力がいることはわかっているし、ずっと体を動かす仕事をしてきたから大丈夫。そう思っていても、体の使い方などが違うために慣れるまでに案外時間がかかるものです。夏場や農繁期は特に体力を消耗してしまいます。体を壊してしまっては元も子もありません。農家にとって体は何より大切な資本だと認識しましょう。

 

◆収入が不安定である事に慣れる

農家の収入ってどのくらいなんでしょうか。企業のように決算報告が公表されることもなく、あまり知る機会はないですよね。農林水産省によると農業従事者の約4割は年収が300万円未満という統計結果があります。実際は年収1000万以上の農家もあれば、100万円を下回る農家もあるようです。大規模な農家では、ある程度の安定収入が見込めますが、新規就農の場合は軌道に乗るまで厳しい現実に直面することになります。収入の増減がある生活に慣れることも大事かもしれませんね。

 

 

農家になって成功するために!

農業に興味を持ち、自分の将来設計の中に就農するという選択肢を入れる人が増えることはとても喜ばしいことです。でも、憧れだけで始めたところで食べていける職業ではないことはわかっていただけたと思います。

 

農家になって成功するためには以下のようなことを心がけてみてはいかがでしょう。

 

◆自己資金の確保

☆思い切ったチャレンジができる!

☆失敗した時もメンタルが安定

 

◆小規模からのスタート

☆ミスも軌道修正がしやすい

☆拡張していくやりがいがある

 

◆周囲の農家へのリスペクト

☆貴重な経験から得た技術を習える

☆収穫したものをお裾分けして
もらうことも…

 

◆失敗は成長の過程!と捉える

☆柔軟に方向転換ができて次に進める

☆何が起こっても前向きな発想ができる

 

 

最後に

「農家になるには」というキーワードで情報収集している人には、長い時間と手間をかけて作物を育て、収穫する時の喜びを想像してほしいと思います。「まるで自分の子どもみたい」と感じる農家も少なくないようです。

 

当初は休みなく働く日々が続くかもしれません。夜明けとともに起きて凛とした空気の中で仕事を始め、日が沈んだら自分の時間が始まります。きっと充実感を味わいながら眠りにつけることでしょう。

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