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トップ > お知らせ・ニュース > 農家になるための第一歩!農家になるには?農業について学ぶには?

お知らせ・ニュース記事

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親族の農業やスーパーや青果販売店の野菜・果物を目にした時や、テレビ番組やアニメを観ている最中などに、一度はこんな思いを抱いたことがあるのではないでしょうか?「田舎で農業をやってみたい!」「自分が作った野菜や果物で名を馳せたい!」と思ったことです。

 

しかし、「農家になる」と言っても、その始め方に迷うことも多いですよね。この記事では、農家になる方法や、農業の知識を身に付ける方法を徹底解説します。農業への一歩が、ここから始まります。

 

農家の種類について

農家には大きく分けて「専業農家」と「兼業農家」の二つがあります。

 

専業農家:農業だけで生計を立てている。

 

[メリット]

・専門的な知識や技術を深めることが可能

・高い管理による品質・収量の向上が期待できる

 

[デメリット]

・不作や市況の変動により収入の不安定性がつきまとう

・継続的な学習や設備への投資負担が必要

→参考記事:地域振興×農福連携×次世代育成|就農3年目ブドウ農家が夢みる農業の未来!

 

 

 

 

兼業農家:農業以外の仕事を持ちながら農業を行う。

 

[メリット]

・他の仕事から安定した収入を得られる

・地域振興を通じて社会貢献ができる

 

[デメリット]

・他の仕事との兼ね合いで制約が生じることがある

・両立に労力が必要

→参考記事:農業×鍼灸師、兼業で新規就農!自分スタイルの農業を追求するとうもろこし農家

 

さらに、耕種農業、果樹・花卉(かき)農業、畜産農業、観光農業など、多様な農業形態が存在し、それぞれが特有の特性を持っています。農家はこれらの分野で専門知識を活かし、地域や市場に貢献しています。

 

■農家に向いている人の特徴

農家になる人には以下のような特質が求められます。

 

・植物や自然が好き

自然や植物と密接に関わる仕事。自然の中で働くことが好きであり、植物を大切に育てる愛情がある人が向いています。

 

 

・地道な作業に集中できる

地道な作業が多く、繰り返しの作業に耐えうる忍耐力が必要です。コツコツと作業できる人が農業を制するかもしれません。

 

・数字に強い

気温や湿度、日照時間などのデータを分析し、収穫量や品質向上を目指すことがあります。数字を扱うのに抵抗がなく、得意とする人は柔軟に対応できるでしょう。

 

・機械の運転や操作が得意

農業ではトラクターや軽トラックなどの機械を運転することが一般的。機械の運転が好きで、移動手段としての運転が苦にならない人が順応しやすいでしょう。

 

すべてに当てはまらなくても、農作物との向き合い方や根気強さを持っているかが重要です。

 

■農業の仕事の見つけ方のヒント

農業に従事する方法は多様です。従来は稼業として農家を継ぐか、脱サラして独立する方法が一般的でしたが、最近では農業法人への就職も一つの選択肢となっています。では、農業法人と新規就農のメリット・デメリットを比べてみましょう。

 

農業法人:株式会社や農業組合法人などが法人形態で経営する農業を指す。

 

[メリット]

・安定した収入や教育環境

・インターンシップや研修で学ぶ機会がある

 

[デメリット]

・労働条件の確認が重要(給与・就業時間・休日etc)

・決まった作業を中心に対応となる

 

 

新規就農:独立して個人事業主となり、作物の選定や働き方など、全ての決定が自分の手で行える。

 

[メリット]

・ 市場の動向を読んで独自の戦略を立てられる

・自己実現の充実感が得られる

 

[デメリット]

・農地や資金の準備が必要

・長期的な計画と農業スキルの習得が重要

 

ご自身にとって始めやすい方を選ぶか、自分の意思を尊重するかを選択するようなイメージで、目的やキャリアなどを考えてお選びいただくことが大切です。

 

■農業を学ぶ方法と必要な知識

新規就農には様々な学び方があります。いくつかの手法を以下にご紹介致します。

 

農業大学校や就農準備校

農業大学校では、2年間の実践的な講義や実習が提供されます。就農準備校では、仕事をしながらの土日研修が可能で、大学や専門学校の提供する研修もご利用いただけます。

→参考記事:新規就農で成功する近道はココ!「農業大学校」の魅力を知る。

 

農業法人での就職

農業法人で働きながら、実践的な技術を学び、給料を得ることができます。しかし、労働条件には注意が必要で、雇用契約を締結する際に条件面はしっかりと確認する必要があります。

→参考記事:JAグループ大阪 求人特設サイト

 

農家での弟子入り

現役で活動されている農家の元、住み込みで働きながら実践的な技術を身に付けることができます。弟子入りを通じて、農業のノウハウや経験を直接学ぶことが可能です。

 

独立就農を考える場合は、ドローン操作などの新技術にも注目し、必要な資格や技術を取得することが重要です。また、新規就農に関する相談やサポートを提供している新規就農センターを活用することも重要です。

 

農業を始めたくても悩みは付き物

農地の確保

農地の取得は流通が制限され、農業委員会の許可や地目変更の条件が絡みます。その上、地域や地主の協力が不可欠であり、売却の意向がなければ、農地自体の取得が難しいケースもありがちです。売却側も相手の信頼性を確認し、考慮する必要があります。このような事情から、農地を手に入れるには自身の農業経営への熱意やスキルをアピールすることが欠かせません。農地情報は地域の不動産業者や就農支援機関、農業委員会から入手可能ですが、交渉と取得には根気強いアプローチが求められます。

 

資金不足

土地代が大きな壁であり、自己資金だけでは難しい場合がほとんど…。この際に検討すべきは、新規就農者向けの補助金制度です。補助金は「就農準備」や「就農時」など、さまざまな種類があります。これらを上手に活用することで、資金面でのハードルを下げ、農業を始めるスタートラインを安定させることができます。

 

道具の収集

その他、農業を始めるには、さまざまな農業用の道具や機械が必要です。畑作業にはトラクターや耕運機、鎌や鍬、草刈り機、野菜の場合は自動選別機、ハウス栽培を考えるならば施設も必要です。稲作には田起こし用のトラクターや田植え機、刈り取りと脱穀を行う機械が必要です。効率的な農業を目指すなら、機械の取捨選択や優先順位の設定が必要です。

 

■まとめ

農業は挑戦と努力が必要な分野です。しかし、その過程で得られるやりがいや達成感は計り知れません。農業に関するさまざまな情報を手に入れ、この記事がアナタの農業への一歩をサポートする役割を担ってくれることを願っています。農業の世界に飛び込む勇気をもって、新たな一歩を踏み出しましょう!

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