都市農業は、故郷農業
都会の真ん中。都市農業を象徴する場所で畑を営む訓男さんだが「自分にとっては都会でもなんでもない。ただの生まれた場所や」と話す。
農家は代々の土地を守り継ぐことがほとんどである。生産者自らが耕地を選べる機会は少ない。大阪農業は都市農業であると同時に、担い手たちが生まれ育ち、暮らしてきた場所で営まれる故郷農業なのだ。
「消費地に近いから恵まれてることも多いけど、大阪が都会であれどうあれ、農家に生まれた僕らは、畑を守っていかなあかん」。生まれ育った土地の農業を守ることに意義がある。祖父母の代から始まる畑を、地に足をつけ、続けていきたいと、訓男さんは熱く語った。
取材日 2019/1/28
記 事 川嶋亜樹
写 真 田村和成
- 氏名 / ふりがな
- 早川訓男 / はやかわくにお
- 生年
- 1970年生(49歳)
- 農家歴
- 16年
- 前職 / 出身校
- 半導体材料開発 / 岡山理科大学工学部
- 組織名
- 早川農園
- 役職
- 代表
- 従業員
- 2名
- 主な生産作物
- 大阪しろな、ほうれん草、米
- 耕地面積
- 30アール
- 特徴
- 都会の真ん中で、なにわの伝統野菜を栽培
- JAエリア
- JA茨木市
- 購入方法
-
JA茨木市中央支店「春日青空市」(毎月第3木曜8:00~売り切れまで) : http://www.jaosaka.or.jp/asaichi/
早川農園
大阪府茨木市下穂積