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先の世代から私へ、次へ。黄色く輝く、農業のバトン。

山本浩士さん

( やまもとこうじ / 家族経営 )

  • 泉南
  • JAいずみの
  • カボチャ
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柔らかいのにコリコリ、箸が止まらない

ご自宅へ戻り、待つこと約5分。奥様の美代さんが、畑で収穫してきたばかりの鈴かぼちゃをスライスして持ってきてくださった。

まず、眩しいくらいに光るレモン色に目が釘付け。なかなかのインパクトである。こんな蛍光色の食べ物にお目にかかることはめったにない。早速、口に入れてみたところ、柔らかいのにコリコリ感があり、いい塩梅に塩味がきいていた。

「なんですか? これ、美味しいじゃないですか!」。取材でお邪魔していたスタッフ全員の箸が止まらない。「スライスして塩もみしただけなんですけど」と苦笑する美代さん。

全員空腹だったわけでもない。美代さんの塩加減と浩士さんのつくりかたや収穫期の見極めが絶妙だったのだろう。とても美味しかった。取材中、3人のお子さんたちが入れ替わり立ち替わり、ちょこちょこと。とてもにぎやかな山本ファミリーだ。

次は私から、農業のバトン

最後に今後の展望をおききした。「カボチャのほかにも、いろいろと栽培品目を増やしていきたいです。美味しいものをつくって沢山の人に喜んでもらい、収入もしっかりと得られる農業経営を確立していきたいです」という浩士さん。

サラリーマン経験をもつ浩士さん。農業を継がないという選択もできた。しかし、小さい頃から農業を身近に見て育つ中で、最後には農業がしたいと思った。「自分がそうだったように、いつの日か子どもたちが仕事を選ぶときの選択肢の一つに、農業があったら、その時はバトンを渡したいと思います」。

【 取材者 】 中塚華奈

【 撮影者 】 ミヤギナミエ

【 取材日 】 2019 年6月18日

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氏名 / ふりがな
山本浩士 / やまもとこうじ
生年
1973年生まれ
農家歴
4年
前職 / 出身校
会社員(造園関係)/ 和歌山県農業大学校
組織名
家族経営
従業員
ご本人と奥様
主な生産作物
カボチャ、ブロッコリー
正式な品種名
鈴かぼちゃ
耕地面積
120アール
特徴
マルチ麦による草生栽培
JAエリア
JAいずみの
購入方法
直売所: 愛彩ランド、ららぽーとのエーコープ、葉菜の森、よってって
ほか: アグリジャパン株式会社への契約栽培

家族経営

大阪府岸和田市池尻町

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