多様性を大切に
春から夏にかけて、ぐんぐん伸びる多種多様なハーブを摘み取り、断裁した後、乾燥機で乾かしハーブティーに加工。自宅の離れに増設してつくった加工場では、ハーブティーの他に、お米や野菜のジャム、ピクルスなども製造する。
野菜も多様だが、加工品も多様。「これだけのラインナップをつくるのは大変なのでは?」と尋ねると、「自分たちが暮らしに必要だと思うものをつくっていたらたどり着いたスタイル。季節を感じながらできる農産加工は大変だけど楽しい。奥深くて興味がつきません」と絵美さん。
収穫したばかりのなすは早速「なすのからし漬け」に。「自ら育て加工する」をモットーに、基本アイテムは自家製の原料を使用するが、周りの生産者からの受託加工やコラボ商品をつくることもある。

「仕事が多岐にわたるのは大変ですが、そのぶん雇用を増やして多様な人が各々の力を発揮することができる場所にしていきたいです」と歩さんも語る。
野菜で世界を愉快に
今後は畑での農業体験や農産加工のワークショップの開催も考えているという。広がり続ける農園べじたぶるぱーく。気になった人はぜひチェックしてみてほしい。
【 取材者 】中塚華奈【 撮影者 】柴田久子
【 取材日 】2019年7月17日
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